結核ってこんな病気

日々の生活の中で

接触者健診

比較的身近な人が結核を発病し、大量に結核菌を排出している時は周囲への感染源になる恐れがあります。その人の家族や周囲の人たちは結核に感染しているリスクが高いため検査を受ける必要があります。これを「接触者健診」と呼んでいます。

保健所から案内があったら自分自身のため、さらに感染の広がりを止めるために必ず検査を受けるようにしましょう。接触者健診は発病者をはじめ、関係者からの情報に基づいて、保健所が検査の対象や、その内容や方法を決めます。

接触者健診の目的は、最初の患者の感染源を探しだし、感染経路を特定します。また、最初の患者から感染を受けて発病した人の調査、そして最初の患者から感染を受けたが発病していない人の調査などです。最近会った家族や、友人知人を思い出すことで彼らの発病を防ぐことができます。

接触者健診の手順を説明しましょう。まず、最初の発病者の結核菌の感染性の高さを調べます。これは痰の塗沫検査・胸部のX線検査によって、菌が排出されているか、いつ頃から他人に感染させていたかを検査し、感染性の高さを調べます。第二に、問診内容から接触者健診の対象者を決めていきます。

これは、発病者との接触頻度、感染させていた恐れのある期間、発病リスクの大きさ(年齢や基礎疾患の危険性など)で判断し、接触者健診の優先順位を決定します。第三は、発病者との接触状況などから感染の恐れのあると判断された人のもとへ保健所から健診の案内が届きます。第四はいよいよ健診です。健診は危険度の高い人から順番に検査を実施します。一般的に免疫ができていないと思われる乳幼児から小学生、中学生の順番に検査が行われるようです。