結核ってこんな病気

日々の生活の中で

院内感染

結核は他人に感染するリスクがある病気です。そのため。医療機関では、院内感染を防ぐためにさまざまな対策が講じられています。患者さんにもルールを守ってもらい、協力してもらうことが大切です。ここでは院内感染予防について医療機関で行っている対策について説明します。

まずは咳の続く患者さんの優先治療です。咳が出るということは、菌を排出している可能性が高いので病院によっては、咳の続く患者さんを待合室には行かせずに、優先的に喀痰の結核菌検査などの治療を開始します。また、患者さんには、結核は他人にうつす恐れがある病気であるということを理解してもらい、医師や看護師の指示、院内でのマスク着用などのルールを守ってもらいます。

検査実施上の注意事項として、痰の採取は専用の採痰ブースで行います。また、検査のための喀痰は必ず安全キャビネットの中で扱うようにします。病室は原則として、結核専門病棟で治療を受け、咳が激しい時は個室病棟に入ってもらうなどの処置を受けます。最後に職員の健康管理ですが、年1回の胸部X線検査を含む健康診断が義務づけられています。

院内感染のルートは複雑です。患者さんを中心に医療従事者へ、そして他の病気で入院している患者さんへの感染、まれに医療器具の不十分な殺菌や不適切な操作によって感染することもあります。

集団感染の発生事例をみてみると、病院での発生は他の場所と比べて起こりやすい傾向にあります。これは初期の診断の遅れによるところが大きいようです。しかし、大部分の病院では結核の院内感染について十分な予防対策を講じているので過度の心配は無用です。