結核ってこんな病気

感染と発病

発病の仕組み

結核に感染しても7割の人は生涯発病しないまま過ごします。その一方で、感染から2年以内と比較的短期間で発病する人がいます。また感染して5~20年以上経過して発病する人もいます。

インフルエンザなど他の感染症では、発病までのおおよその日数がわかりますが、結核の発病の時期の違いは、その人の免疫力の強さの変化が大きく影響します。免疫力の強さは、年齢やその人の健康状態、生活習慣などによって変化します。感染しても発病させないためには、強い免疫力を保つことが必要です。強い免疫力を保ったうえで化学予防を行えば、発病を防げます。

免疫力が弱いと、結核菌の増殖を抑えることができず、感染後3カ月ほどすると発病する恐れがあります。特に乳幼児や糖尿病などの関連疾患のある人、不規則な生活を送っている人は免疫力が弱いので注意が必要です。逆に免疫力を保っていれば、結核菌の増殖を抑えることができます。

しかし、関連疾患や喫煙などによって結核菌の好む環境を作ってしまうと、抑えられていた結核菌が増殖し発病してしまいます。以上のように免疫力だけでは結核菌を抑えることはなかなかできません。

その時は、化学予防で補います。化学予防は結核を発病させないためのとても重要な方法なのです。人の免疫力はその時々の体調によって変化しますのでしょせんはもろく、現在の人々の生活習慣を考えると、免疫だけで結核の発病は防ぐことは難しいのが現状です。そこで適切に化学予防を行い、日々の生活に気をつけることが結核の発病を防ぐうえで大切なのです。