結核ってこんな病気

感染と発病

3つの対策

日本では結核を予防し、感染をいち早く見つけるための方法が確立されています。予防策として広くおこなわれているのが予防接種のBCGです。一方、早期発見のための手段としておこなわれているのがツベルクリン反応検査や、QFT検査です。結核の感染を防ぎ、拡大させないためにはこうした対策を講じることが大切です。

BCG接種は、あえて菌を接種して免疫をつくる手法です。BCGは結核菌の仲間で、毒の力が弱い菌です。それを接種することで免疫をつくるのです。2005年4月から、生後6カ月に達するまでに行うことになりました。

BCGを接種すると、しなかった場合に比べて発病する可能性を4分の1に減らすことができます。そして、乳幼児に多い髄膜炎や粟粒結核の予防に効果があるといわれています。

ツベルクリン反応検査は免疫獲得の状態を知るものです。結核菌の培養液から抽出したPPDというタンパク質を腕に注射して、48時間後の反応を調べます。注射した部位が直径10ミリ以上に赤く腫れれば陽性と判断され、さらに大きく反応した場合は結核に感染しているおそれがあります。

このツベルクリン反応検査は、学校保健法の改正により、2003年4月より廃止となりました。現在は集団感染が疑われた場合のみ行っています。ツベルクリン反応検査では過去にBCG接種を受けた人にも反応し、判定が難しい面がありました。それに対応するべく新しい検査方法として登場したのがQFT検査です。これは血液中のリンパ球の反応を見る検査でBCG接種の影響を受けずに、結核菌の感染の有無をいち早く判定できます。