結核ってこんな病気

結核の治療

検査方法

結核かどうか診断するには、まず画像検査と痰の検査を同時におこなう必要があります。これは、ほかの呼吸器の病気とまぎらわしいからです。痰が出ないときは、胃液をはじめそのほかの検体を使って検査します。結核にしろ、そのほかの呼吸器の病気にしろ、まずは肺を調べます。

なかでも画像検査は、病巣発見の大きな手がかりとなるのです。X線検査画像では、結核による病巣は白い影として写ります。X線だけではわからないときもあるので、CT検査もおこないます。それでもさらに、他の病気と判別できないこともあるので、鑑別診断のための検査をおこないます。

これは肺に炎症などの所見があった場合に、肺炎や肺ガンなどを疑い、さらに検査、治療をおこなうものです。このように、ほとんどの結核では、病変は肺に現れます。そのため、胸部の画像検査が不可欠です。X線検査やCT検査によって肺の病変の有無や進行状況を調べます。

そして、結核の確定診断をするには、痰の中に結核菌がいるかどうかを調べます。検査にはいくつかの種類があります。複数の検査をおこなうことによって診断の精度を上げることができます。塗沫検査は、痰をガラス板に塗り結核菌だけを染める特殊な染料を加えて顕微鏡で観察します。1mlの喀痰の中に何千個もの菌がいれば陽性となります。核酸増幅検査は、結核菌と非結核性抗酸菌のどちらなのかをこの方法で確定します。

培養検査は塗沫検査と併せておこない、それ以上の精密な検査が可能で固形培地と液体培地の2種類があります。薬剤感受性検査は検出された菌に対して、どの薬が効果的かまた、薬の効かない菌があるかを調べます。ツベルクリン・QFT検査は結核が疑われながらも、塗沫検査、核酸増幅検査、培養検査から反応が見られなかった場合に行い、結核菌の有無のみ判断できます。このように結核菌の発見、診断には入念な検査が必要で、いくつもの検査から確実に結核菌を発見します。